借金で垣間見た夫婦の気持ち
私が事業でしくじってから、夫婦の関係も微妙に変化しました。
自転車操業状態でも商売ができている間は、お互い嫌なことにはふれないでおこうと
いうような感じで過ごしていました。(特にお金のことは)
毎月くれる生活費だけでは、賄いきれず
(夫婦・子供2人の時10万)(夫婦・子供1人になって5万)※新聞・ネット代・除水器代含む
5万円から新聞・ネット代・除水器12.600円支払って37,400円が食費。1日約1,200円ですぜ!
子供が学生の頃は不足分は私が出していました。(学費・塾のお金・外食費・レジャー費・冠婚葬祭・衣類など)
その他、私の携帯代、車の維持費、生命保険なども自分で支払っていましたが
廃業してから、我家の生活基準が一気にさがり
自分が渡していた生活費ですべてが賄われていると勘違いしていた旦那は、
ある日、『もう卒婚しようや』と言いだすではありませんか。
廃業してから知った嫁の負債額に驚き、今まで通り外食しても全く支払おうとする気のない旦那に
『お金がないから支払って』と言う私に驚き、
自分がお金を出さないといけない状況が嫌になったのでしょう。
娘が留学に行った瞬間に
『俺は、田舎に行って生活する。お前がこの家に住みたいのならお前が家のローンを払いながら住め』と。
あほかっ!! 怒りで手が震えたわ。※怒り過ぎると手って震えるもんですね。
『家のローンまで支払える余裕はないし、あんた名義の家なんだし、私が先に家を出るから、
あんたは家の中を整理して銀行と不動産屋さんと話し合って残金処理しなさいね』
と言ってから、一切『卒婚だー』と言わなくなった。
卒婚パーティ開いて、これからお互いの人生を歩もう♪とまで言ったくせにである。
今の状況が嫌になり、勢いで言ったものの、私が先に家を出るといったことで
自分が後始末をしなければならない状況なんだということに驚き、
現実は、めんどくさいことがてんこ盛りと我に返ったのでしょう。
自分だけ身ひとつで出て行き自宅の後始末させようなんてずるい。
あいつならどうにかするだろうと思ったに違いない・
この時から、(実はずっと前からか?)旦那に対しての見方が変ったように思う。
私がそう思うのだから、向こうも同じ気持ちだと思う。
それからもたくさん、きつい言葉を投げかけられたけれど、時が経つと怒りも悲しみも
癒されてくるから人間ってやっぱり強いと思う。
4月の債務名義の変更を旦那がなってくれたのも時の流れの結果だと思う。
今も『もっと稼げ』と私に言うがそれを聞くたびに
『やっぱりこの人、嫌いだわ』と思ってしまう私がいる。
金の切れ目が縁の切れ目とよく言われるが、あながち間違っていないかもしれない。
借金で離婚する夫婦もありますが、我家はかろうじて、とどまっている状態です。
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